ほたる狩り危機一髪

今夜は天気も良いし、ホタル狩りにでも行こうかと店の二人を誘う。
食事の後、今年から岡崎市になった額田の奥地へ車で向かい、「孝の司」というお酒を造っている柴田醸造場の近くの小川沿いへ。

周囲には人家はあるものの真っ暗な道にはほとんど人気はない。
そーっと川を見ていると…いるいる
恐らく数十匹はいると思われるホタルが乱舞している。

これがキレイなんだ。
同時に何匹か光るとそれこそおお~って感じで、なかなか見応えがある。
そのまま上を見ると星もきれいで、かなり幻想的。すげえぞ。   

さて、ホタルを見ている間、なんだか犬がやたら鳴いているなあと思っていた。
ずーっと何匹かの犬がそれほど遠くないところでほえている感じ。
どうも小川の向こうの森の中から聞こえてきている。
まあ、どっか近所に犬を複数飼っているブリーダーかなんかがいるんだろうと思っていた。

にしても、少しずつほえる声が大きくなっている。

すると

突然、暗闇の黒い森の中から恐らく中型犬くらいの大きさの犬が複数ワンワン言いながら向こうからこちらに駆け抜けてくるシルエットが見えた。
明らかに噛みつきモードなのは雰囲気から明らか…。

…アドレナリンが噴出した。

女性二人「きや~~~~~!!

車は80m位離れたところに停めてあるので、二人ともそちらに向かって必死に走り出す。
あのとき自分の取った行動は凄かった!
自分を褒め称え続けたい。どう考えてもエライ!

自分はここに居る唯一の男で、この場をなんとかしなければいけないと思った。
とりあえずは、後ろから追ってくる犬を何とかしないといけない。

「ここは何とかするから、(二人は)逃げろ!!!」

と叫んでいた。

二人を先に逃し、追ってくるはずの犬のいる方向を身構えながら見ていると、どうやら連中は途中で止まっているらしく、暗闇の中で姿が見えない。ただ吠え声だけが向こうからしてくる。

油断はできない。

振り返ると二人が必死に車の方に逃げる姿が見えた。その必死さ加減が面白くなり、思わず笑ってしまう。

後ろからは追ってくる様子はない。
ちょっとだけ安心して僕も車に向かって走り、最終的には車に駆け込んだ。

車に乗って川の方に向かい、ライトで照らしてみると、暗いところに何匹かの犬の姿が見える。皆、こちらをじっと見ている。

どうやら野犬のテリトリーに入っていたらしい。

しかし、今時野犬の群れに追われるってのも貴重な体験をさせてもらいました。
「俺がココを食い止めるから逃げろ!」ってなんかのドラマか戦争映画みたいなセリフを吐く機会ってのもなかなか今時の人生ではないだろうし。こんなことがあったなんて、なんだか自分で信じられない話だ。と、自分なりの感慨に浸っていたら…

女性陣からは「必死に走って逃げていたら後ろでうひゃひゃひゃという馬鹿笑いが聞こえたのでむかついた」となじられた。

「こっちは緊張していたので笑ってしまったのだ(緊張すると妙に笑えたりするよね)」と言ったが即座に却下された。

そんなわけで、尊敬もカッコイイとも思ってもらえなかったようだ。なんだかなあ。

この後、今夜はもう一つ野犬に負けず劣らずの危機一髪の出来事があったのだが、それはここでは語れない。それもいろんな意味で焦ったが、なんとか無事に終わった。
一つ言えることは…今日は凄い夜だったということだけでした。

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