ヲタクが萌えるもの

昨夜なにげにテレビをつけたら、なにやらヲタクの集団が映っていた。
なんかのバラエティーで、オタ芸をやっていた。
オタ芸というのはいわゆるアキバ系のアイドルなどのイベントで、歌に合わせて歌って踊ることらしい。
昔のアイドルでも「聖●ちゃ~ん!」などとぶっとい声で声援している追っかけの集団があったが、アレのヲタクテイスト版みたい。
まずは、練習風景をやっていて、現役アイドルの嵐が絡みずらそうに絡んでいた。

で、この踊りが激しいのなんの。
今時のヲタクは動きがすげえぞ。
いくつか決め芸みたいのがあって、リーダーらしき人のかけ声で一斉に踊る踊る。
で、そういう練習風景を見せた後、アキバ系のアイドルの新曲発表会かなんかに移動。
本番と言うわけだ。

そこで出てきたのはまさにアキバ系アイドル。
コレを見ている大人の皆さん。今時のアキバ系アイドルの基本はなんだか知ってます?
セーラー服う?バカ言え!
ナース服?冗談じゃない!

今のアキバのアイドルは「メイドさん」です。
で、ぶりぶりの服を着たメイドさんが10人くらいステージに出てきました。
どよめき盛り上がるヲタク達!
「ご主人様!私たちの歌を聴いてください~!」
「うお~~~!」
見てて頭痛くなってきた…。
で、肝心の歌が始まったのですが、ステージ後方ではヲタク達が踊る踊る。ひたすら激しく踊り回っています。
ステージなどいっこも見ていません。
とにかく踊るのに必死!一曲終わったらハアハア言って汗だらだらなんだから…。

番組ではご褒美と称して、メイドさん達との交流タイムをご用意。
ワクワクするヲタク達。
そこにメイドさん到着!
「ご主人様が一生懸命応援してくれて私たち幸せです!」
「萌え~~~~!」(平均30歳くらいの男達が一斉に)

…久々にテレビを見ていてめまいのするような気まずさを感じてしまった。
なんというか、あわててトイレに駆け込んだら、先客がしゃがみ込んでいて今まさにその瞬間だ!というのを見てしまったような気分…。_| ̄|○ il||li

ちなみに、アキバ系のアイドルといえば、もう一つの一大勢力である「妹系」というのもある。妹萌え~ってやつだ。
僕はヲタクではないので詳しくない。詳しくないが、「メイドさん系」と「妹系」とがアキバでは日夜勢力争いをしているという噂は聞いたことがある。
あと、少数派だが「妖精系」「ネコ耳系」などもあるようだが、んなこたあ知ったこっちゃ無い。

しかし、メイドさんっていうと聞こえは良いが、日本語で言うと家政婦じゃないか。
家政婦といえば市原悦子!
つまり、「今のアキバを席巻しているのは市原悦子をトップとする家政婦軍団だ!」と言ってしまえばそう言えなくもない。市原悦子がトップなのは日本人なら誰もが異論を挟まないことと思う。そうかあ、それなら熟年層も取り込めそうな気がするなあ。

しかしそう考えると、個人的には妹>>メイドさんになるなあ。
いや、市原悦子が悪いって訳じゃないけど。事件に巻き込まれそうで。
まあ、私には妹がいないので、勝手にそう思っているだけで、妹が居るヤツは大抵「そんないいもんじゃないよ」などと言っていたのを思い出す。確かにいいかどうかは妹の“質”にもよるよなあ。友達の中には「妹萌え~」なヤツもいたけど。
妹がいないとそれだけで勝手に美化するもんです。それでも僕の場合は妹よりもむしろアレだったりソレだったり…

まあ、ここで個人的な趣味を披露しても危険だったりするのでなるべく話題を変えることにする。
どうせ、こんなこと(ヲタク系の話題)を書いたら当店の女性スタッフは僕が何かを指示する度に「承知致しました。ご主人様!」などと言ってからかうに決まっている。それはそれでそういうのに萌え~とかいう人はいるかもしれないけど、僕はトイレの扉を開けたくない。
私はヲタクではないのだ。

僕はサラリーマン時代からいつもPCをいじくっていたので、社内的に「ヲタク」と言われていた。容姿などの影響もあったかもしれない。先輩社員からは当時のゲーム御三家と言われた、PS、ニンテンドー64、ドリキャスを全部持っているだろう?などと言われていたが、実際は一つも持っていなかった。
貧乏だったから買えなかったわけではない。欲しいと思わなかったのだ。

ゲームはごくごくたまに信長の野望をやっていた程度で、ほとんどやらない。
面倒なのだ。
反射神経を駆使するようなゲームは嫌いだし(運動神経が鈍い)、ロールプレイングは誰かのシナリオをたどっていくだけだし。(それなら本を読んでいる方が楽しい)
子供の頃は面白がってやっていたけど、今となってはゲームは長いことやっていない。
私はヲタクではないのだ。

その後、ヲタク軍団がクラブへ行って踊るという企画が始まり、おなかいっぱいの僕はトイレの中を覗くのはやめて、チャンネルを変えた。

そしたらイタリアの日本人自動車デザイナーのプロフェッショナルな話をやっていた。
しまった~~~こっちをみとけば良かった。
自動車デザインの厳しいプロの世界の話で、なかなか面白かった。

ちなみに僕はヲタクを嫌いではない。
ジャンルはアレかもしれないけど、しっかり本を読み込んでいるし、一つのことを深く掘り下げるというのは何であれ悪いことではないと思っているから。
運動不足のデブというイメージはあの激しい踊りを見たら変わった。ありや、普通の人より遙かに身体を動かしているわ。

昔、なぎら健一がタモリ倶楽部で言っていたけど、ヲタクというレベルはまだまだらしい。
物事を突き詰める度合いによって呼び方が変わるというのだ。
まず、なにかにはまったという程度のものは「趣味」と言う。
そこからもう少し深くなったら「マニア」という。
この辺までは通常人の領域。
社会生活に若干の支障をきたしてきたら「ヲタク」だ。
周りから「アブナイ人」と見られるレベルだ。
さらに、家庭は崩壊し、身上を潰しても、それでもなおその世界に踏みとどまっているレベルを「道楽」という。
この話を聞いたとき、僕ははた!と膝を打った。
今までもやもやしていたことが急にすっきりしてきた。
そうだったのか!彼らを表す最上級の表現は「道楽」だったんだ!

そんなわけで、残念ながら僕の遊び?には趣味レベルのものしかない。
本当に僕はヲタクではないのだ。

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