すでにえらいことになっている。

グーグルが凄いことになっていた。
グーグルアース…

英語版のベータ版を使って遊んでいたが、先日日本語版をダウンロードしてみた。

背筋が凍るということはこういうことだったのか。
天才達がもう他の誰にも追いつけないものを作っていた。
僕は凡才だからこうなるとは想像もしていなかった。

ウエブ進化論(ちくま新書)に
「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣のミッションなんだよね。」
という一節がある。

まさにこれはその中核をなすアプリだ!と思った。

最初は、世界中の任意の場所の衛星写真、航空写真がいつでも誰でも見たいときに瞬時に映る…これは凄いソフトだなあと感心するだけだった。もちろん、これだけでも世界中の政府(特に隠し事の多い政府)にとっては驚異というか恐怖すら感じるものだと思う。

中国の奥地にひっそりと外部から隔絶して存在する、台湾の某空港そっくりの空港とそれに対する無数の爆撃跡(訓練地だろうか)とか、同じく中国奥地にあるインドの某地そっくりの地形とその周辺にある無数の軍用トラックとか、北の国の核施設とか…そりゃその施設の所有者の皆様方にとっては脅威だろうというくらいに丸見えになっている。
こっそりなんてやってられない。

しかし、この日本語版を見て、本当に心から驚愕した。
今までのは前菜でしかなかったと思う。
グーグルアースに無数の情報がリンクするようになっている。(英語版でもなっていたのだが真剣に見なかった。英語だもん。)
世界中の観光施設、ホテル、政府関連施設だけではない。
個人がアップした写真、建物…
地震が発生したら、発生場所、マグニチュード、深さなども表示される。
空港に出入りする飛行機の便名、現在位置、高度、速度が航跡付きで表示される。

恐らく、賭けても良いけど、絶対に近いうちにニュースもリンクすると思う。
もう始まっているのかもしれないけど。
どんな事件、事故があったのか。
その地点をクリックすると関連情報も含めてすべてでるようになると思う。
大きな事件の時はリアルタイム地上動画、数分毎の衛星写真(ひょっとしたらこれすら動画で)も掲示されるようになると思う。

国境地帯を越える数百両の74式戦車軍団とミグ戦闘機、それを山岳地帯の向こうから迎撃する対戦車砲、その後ろからはA10対地攻撃機と上空支援のF16が前線に急行しているなんて手に汗握る場面(どんな国のどんな戦場や…とかは置いといて)が神の視点である宇宙からネットを通じてリアルタイムでご家庭で見ることになるかもしれない。

これは背筋も凍るよ。

今まで軍事衛星を持つ国の(例えばアメリカとか)大統領執務室の地下にあるシチュエーションルームで見ていたような映像(実際はそんなものがあるのか知らないけど)がご家庭のPCやテレビでいつでも簡単に見れますよということだし。

そんな大事じゃないにしても、一般に公開されている情報+個人の持っている情報がどんどんリアルタイムで好き勝手に巨大な世界地図(写真)上に置かれていくという行為と、それが誰でも見れるという事実は、世界政府の活動そのもののような気がするのです。

そしてそれは凄く怖いことだというのは、すべて善人によってその情報が利用される訳ではないということで、便利と引き替えにリスクとなる可能性も大きくはらんでいるような気がするからです。

実際に、今でもシカゴオヘア空港にアプローチするすべての航空機の現在位置と高度、速度情報が1分ごとに画像となって更新されて表示されているわけで、面白いけど、いいのか?とか思ってしまうのです。まさにリアルATCで本当に面白いけど。

まあ、グーグルアースでなくても、その気になって調べれば同レベルの情報はいくらでもネットに転がっているし、本当にやばい情報はなんらかのオブラート機構が用意されているものと思うけど、若干の不安は否めないというか、漠然とした怖さを感じてしまうのです。考えすぎかもしれないけど。

グーグルさんは本当に世界政府を作ってます。
しかもかなり進行中だと思います。
凡人の私には想像もできないさらなる何かを用意しているのかもしれません。

これが真の民主主義の福音となるのか、それとも心地よい音を出すハメルーンの笛吹きなのか?正直言って私は答えを出せません。

天才の考えることは判らない…。とにかく驚愕のソフトです。

マジ、すごいっすよ。

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