靴のトゥは細長いほうがいいの?

紳士服の世界で流行を引っ張っているヨーロッパ、特にイタリアが細身のスーツをメインでやっているので、それに合わせて細長い靴(ロングノーズ)がここ10年ほどで日本でも浸透してきました。

リーガルもずいぶん細長い靴が多くなり、昔ながらのリーガルのお客様には違和感があると言われたりします。実は細長く見える靴も、見た目は細長いのですが、靴の甲周り(ボールガウス)は規格ではEEだったりします。

要は、甲周りのサイズは従来のままにして、靴の先部分(捨て寸)だけ長くして細長く見せようというデザインになっています。リーガルでは極端に細長い靴はありませんが、それでもデザインの工夫によって締まった感じのデザインにすることが多いです。

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確かに、細く長く見えるというのはカッコイイのかもしれませんが、今までの靴の感覚で歩くと、トゥ部分を引っ掛けて傷にしたり、底を削ったりしてしまいます。ちょっとは意識をしないといけません。ずっと意識しているわけにはいかないでしょうが。そもそも、昔のヨーロッパでは細長い靴は貴族階級の靴でした。あまり歩くことがなく、移動には馬車を使う人達が履くのが前提で、つまりはそういう人ですよと誇示する意味もあったようです。

流行は回るものなので、ロングノーズも全盛期を過ぎ、また丸いトゥが来ると言われています。(そう言われてもう何年か経っているんですけどね)また、コンフォート系の靴は指周りを広く取っているので丸く見える靴が多いです。

リーガルのコンフォート靴「リーガルウォーカー」http://moonlight-regal.com/comfort.html

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医者の話を聞くと、やはり足には丸いトゥがオススメなんだそうです。外反母趾も、内反小趾も「指周りのきつい靴」が何らかの影響を与えているのは事実ですから。

でも、あまり丸い靴は今は好まれません。だから、従来の履き心地を維持しつつ、見た目にスマートに見える靴の開発で、0.1ミリ単位のデザインの攻防が繰り広げられていたりします。快適な靴と痛い靴とは実は紙一重だったりするのです。

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