THE ARRIVAL

とあるひとのブログに載っていた絵本を買ってみた。

タイトルは「THE ARRIVAL」

世界中で29の賞を取った絵本となっていて、ちょっと気になった。

作者はオーストラリアの人で、amazonでは英語版と日本語版の2種類が売っているけど、いずれにせよ文字のない絵本なので、買うのはどちらでもいいと思う。個人的には英語版を買ってみた。ちなみに、日本語版のほうが一回り大きいみたいだけど、その分ちょっと高めになっている。英語版でもA4サイズなので十分に大きいけどね。

装丁は古いアルバムのような作りで重厚感がある。ページ数も多く、読み応えも十分にある。

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話は、おそらく1930年代をイメージした世界で、妻と幼い娘から離れて一人で移民する男の話になっている。絵は全部モノクロもしくはセピア色で、古いサイレント映画でも見ているような気分になる。会話は全くなく、絵の流れだけで話が進行する。そして、世界中の誰が見ても理解でき、懐かしさを感じるように作られている。

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作品内は現実世界の話ではなく、そこに出てくる街、乗り物、動物はすべて不思議なSFな世界観になっている。

移民となって異国の大都市(明らかにニューヨークをイメージしている)で、言葉や習慣の分からない男は、いろんな人と出会いながら、仕事を見つけ、アパートを見つけ、移民同士で友情を育み、生活をしていく。

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絵柄がモノクロで暗いので、悲惨な話を想像してしまいそうだけど、意外とそういう話でもない。(移民の悲哀みたいな話は挿入されているけど。)

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最後はお約束といえばお約束でハッピーエンドな終わり方だけど、わかっていても不思議な感動がある。(とはいえ、泣くほどのものでもないですが)

海外で一人で心細い思いをしたことのある人には共感できるかと。そういう人にはこれは買って損はなし。オススメ出来ます。

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